勉強の始まりと意味。これね。色んな学会で、諸説あるって言われてるんだけど、俺が話すのは実体験だからね。そもそも、勉強の意味、なんで勉強したんだと思う?
彩ちぃ:今思えば、結果的には、いい学校に入るため。テストを受けて、評価を上げて、いい大学に行って、いい会社に入るため。
で、その会社に入って何がある?
彩ちぃ:給料を上げるため。
近からず遠からずだね。
彩ちぃ:だってさ、学校で勉強したことが、今の仕事に役立ってるかって言われたら、役立つ人もおると思うけど、どうなんだろう?
歴史だったりとか、コミュニケーションのためとか。まあわからんでもないけど、本当に勉強してない人もいるけど、本当に生きるために必要なもの。うちらの時代と彩ちぃの時代とやっぱ、勉強してる内容とかレベルが違うやんか。うちらの時はなんとなくね。
今、思うと中学2年ぐらいまでのことをちゃんとやっとけば世の中で生きるには、そんなに不便はないかな。その数式だとか、常識だとか、危険物だとか、理科とかね、科学とかね。
だから、それ以上がやっぱ応用になっていくのかな。基本的な知識は、中2ぐらいまでちゃんとやっとけば、生きるだけなら問題はないのかな。
まあ本題に戻ると、その、勉強した始まりと意味。
これはね、前世観でみとるんだけど、結構古い。ギリシャ時代なのかな。だから、45000年前。本当に古い人で、なんか悪いことやったから、全然長いこと転生せんかった人。
その方を観とった時に、運良くか運悪くか、その方が、結構いいとこの人だった。貴族って言われるいいとこの位で、その当時、まだ奴隷制度ってのは普通にあった。で、今いろんな書物とか読むと、奴隷はすごく虐げられとったってとこもあれば、労働力としてチヤホヤされとったっていう言い方もあるんだけど、俺の観とったのは、もう、本当に奴隷使ってた。物のように。貴族側だから、ふんぞりかえって、美味しいワイン飲みながら、美味しくなかったんだけどね。干し肉、食いながら、奴隷たち働かせとるっていう、そういう立場だった。
じゃあ、なんで勉強に話が行くのかって言ったら、暇なんだ。金がありすぎて、やることがなくて、思えば女でも、金でも、食い物も、何でも手に入る。暇なんだって。じゃあ、どうしたかっていうと、そいつが始めたわけじゃないんだろうけど、周りの貴族連中の間でも話になってた。
要は、あの貴族より出し抜いて、金儲けしようってこと。あいつより知識があれば、うまいこと奴隷を回せるんじゃないか。もっと、効率の良い使い方がないのかっていうのを勉強しだした。力のあるやつは、鉱山に行かせればいいやとか。頭のいいやつは、鉱山で肉体労働させるより、文書とかを分けさせる仕事をさせた方がいいじゃないかっていうことを考え出した。
それを必死に考えて、他の貴族より出し抜いて、さらに儲けようとした。それが俺の観た勉強の始まり。他人を出し抜くため、出し抜いて自分がより楽をしよう、いい地位に立とうとするため。それが広まってきて、貴族の間では、勉強がブームだった。
だから、勉強嫌いな人、勉強をできることってのは、ありがたいと思わなきゃいけない。
奴隷って、勉強できなかったから。やったら、鞭打ち100回だから。読み書きの練習しとって、それが見つかったら鞭打ちだから。今現在でも、勉強できない海外の人とかいるやんか。だから、今、多分見てくれとる方は日本が多いだろうけど、日本で、いやいや学校行ってる、いやいや勉強してる。高校の勉強とかに、生きるためとかはない。だから、勉強なんて嫌になる。当然そう思うの当たり前なんやって。
なんで、役に立たんこと勉強せんといかんのって。なんでしなきゃいけない。結果が伴わない。ただ勉強して点数取った。親にいい子いい子される。どこどこ大学で鼻が高くなる。そんだけじゃん。まあ志持って勉強する人もいるよ。そういう人たちは分かってるから、ちゃんと勉強するんだよね。だから、こういう言い方はあかんのだけど、今の小学生、中学生、高校生、周りの同級生を出し抜こうと思ったら、勉強した方がいい。
5年後10年後同窓会とかあるやんか。そしたら高級車に乗りつけてやって。もう、気持ちいいよ、多分。みんなが軽とか車乗ってさ、同窓会来るやん。1人だけさ、高級車に乗って行ったら、鼻高々じゃない。ちょっと嫌味だけどね。でも、そんだけの目標とか、やれば、もしかしたら、そうやって上に立てる可能性がある。上に立てば人生も豊かになる。豊かになる可能性がある。悪いことになれば結局自分で選べなくなる。
人生が、行く先が。嫌な方を取らなきゃいけない。だから、まだやりたいことが決まってないっていう人は、当然いっぱいいるかもしれない。漠然と勉強してる、学校行ってる。とりあえず進学校入ったけど行きたい大学もない。じゃあ、いざやりたいことが見つかるまで、どこでも行けるようにそれなりのスペックを自分につけときゃいい。トップの東大行こうとか、そんなんじゃなくって、それでも受かるようなくらいの能力を持っとって、ふとした時に、何がきっかけになるかわからんよ。
あれやりたいていったら、ひたすらそこから勉強して、必死になるよりは、もう自分でそんだけの能力があるんだったら、ただ受けに行けばいいだけ。だから、未来は拡がる。勉強すれば。この先が、やっぱちょっと、幼稚な言い方やけど、同級生とか周りより、いい思いができるかもしれない。当然、環境で、行けないとこもあるけどね。お金的に両親が出せないから、大学行けないとか、当然そういうこともあるよ。でも、大学行くから豊かになるかっていうと違うんでね。高卒だろうが、中卒だろうが、ひらめきと努力やて。でも悪どいことしちゃダメだよ。
「勉強の始まりと意味」あざと言い方だけど、他人より上に行くため、人を欺くため、人より上に行こうとするためやね。俺が観たのは、頑張って上にこうじゃなくって、あいつより上にこうだったから。勉強してあそこに行こうじゃなかった。勉強してあいつより上に行こう。
だから、人間ってね、汚いんだって。よろしいですか。こんな感じで理解できましたか?迷ってるなら、未来が決まってないなら、尚更勉強した方がいい。未来がもうやりたいことが決まってるなら、それに向かって、ほどほど頑張ればいい。決まってないんだったら何でもできるように、今のうちにいろんなことやっといた方がいい。経験した方がいい。絶対、途中で失敗しないと挫折する。
何でもかんでも順調よく全部行くとある時、大人になって、もう25ぐらいまで失敗を経験してない、そんな人が、もし社会出て、大きな失敗をするとするやん。立ち直れなくなる。負けを知らないから、立ち上がり方を知らないから。だから、今のうちに、まあやれることやった方がいい。大人になればなるほど縛りが出てくる。時間の縛りだったり生活の縛りだったり。だから、学生ってのは本当に短い自由な時間。それを十分堪能した方がいい。はい、おしまい。ありがとうございます。