はじめに
家計簿はお金の管理に欠かせないツールです。昨今ではデジタル家計簿アプリも増えてきましたが、手書きの家計簿には独自の魅力があります。手書き家計簿のメリットは自由にアレンジできること、愛着が湧きやすいこと、そして家計の意識がより強くなることです。本記事では、手書き家計簿の作り方やポイントについて解説していきます。また、手書き家計簿の効果的な書き方や選び方をご紹介します。
手書き家計簿の準備
ノート選び
まず家計簿をつけるには、ノート選びが重要です。家計簿には2種類のノートがあり、市販の家計簿専用ノートが一つ、そして自分で作る手書き家計簿がもう一つあります。市販の家計簿専用ノートは記入する箇所が決まっており、スムーズにスタートできます。選ぶ際には、記入ペースや余白、デザインにも注意しましょう。自作の家計簿は、自分好みのノートを選んでカスタマイズできるので、書き方は無限大です。
重要なポイントの一つに、家計簿をつける場所や機能が求められます。市販のものを選ぶ際には、つけやすいタイプや記入する項目に注目しましょう。また、家計簿以外の機能性も考慮すると良いでしょう。
ペンの選び方
家計簿を手書きする際のペンの選び方について、ボールペン、サインペン、ラインマーカーの3種類を揃えると見やすくおしゃれな家計簿が作れます。ボールペンは色分けをすることで目標の達成や失敗をわかりやすく表示できるため、極細ボールペンの『サラサナノ』がおすすめされています。サインペンは立体感やメリハリを与えるために使われ、紙用マッキー極細が裏うつりせずに使えるためおすすめされています。ラインマーカーは色分けでわかりやすくするために使われ、マイルドライナーが優しい色合いで抜群の相性を持つことが紹介されています。
さらに、お気に入りの文房具を使うことで、家計簿が楽しく、続けやすくなります。また、家計簿専用のボールペンを使うことで、節約効果や達成感を得られるとされています。
家計簿の書き方
ページの作成
家計簿には、月間ページ、項目別ページ、日々のページの3つが必要です。月間ページでは、1か月の日付を記入し、週の最後に合計欄をつけます。項目別ページでは、支出の項目ごとに記入します。日々のページでは、毎日のレシートを書き写します。
このようなページ構成を整えることで、見やすい家計簿が作れます。また、振り返りやすくなり、どの部分に無駄があるかを把握することができるようになります。
記入方法
家計簿の書き方については、まずレシートの内容を日々のページに書き写します。消費税の表記方法に気にせず、合計金額が支出全体の金額と合っていることを確認しましょう。日々の合計金額を月間ページに転記し、お金を使わなかった日は「No Money Day」としてシールを貼ります。
週の最後には、その週の支出の合計額を記入し、支出内容を振り返ります。最後に項目ごとに支出金額を仕分けし、レシートは捨てずにノートのポケットに入れておくと便利です。手書きの家計簿は自動計算のアプリとは違い、支出金額を書くことで体感が得られます。
手書き家計簿のカスタマイズ
予算や目標の設定
家計簿では、予算や目標の設定が大切です。予算を決めておけば使いすぎを防止でき、予算に対してあとどのくらい残っているかなど、計画性をもった使い方ができます。また予算を立てると、買い物のときにも金額を意識するようになります。最初は慣れずに予算オーバーすることもありますが、意識するうちに予算を守るコツが身についてきます。
家計簿に目標を書くことも重要です。例えば、毎月の家計簿を作ることや、貯金額を増やすことなど具体的な目標を立てましょう。すると、継続して家計簿をつけるモチベーションが上がります。
家計簿の続け方
家計簿が長続きするためのコツは、シンプルで書き方に迷わない家計簿を作ることです。また、家計簿をつける目的を明確に持ち、完璧を求めずに楽しむことが大切です。自分が無理なくつけられるスケジュールで問題ありません。家計簿の締め日も柔軟に設定し、無理のないスパンでつけるべきです。
また、家計簿でモチベーションを上げる方法として、お気に入りの文房具を使うことが紹介されています。家族と共有しやすいことも、手書き家計簿のメリットの一つです。
まとめ
手書きの家計簿は、お金の管理に効果的で楽しいツールです。自由にアレンジできることから、自分に合った方法で家計簿を作ることが可能です。この記事で紹介したノート選び、ペンの選び方、書き方やカスタマイズ方法を参考に、独自の家計簿を作成しましょう。
家計簿をきちんとつけることで、お金の動きを客観的に知り、節約や貯金のヒントが見つかります。手書き家計簿を継続するためにも、シンプルで書き方に迷わない家計簿を意識し、目標設定やお気に入りの文房具を使って楽しんでみましょう。
