【お客様の満足度爆上がり】曖昧なカウンセリングは終わり!ヘアアレンジカウンセリングのしかた。丸暗記だけでオッケー、質問と動作(巻きおろし編)

カウンセリングはヘアセットやメイクする上でかなり重要な項目になります。カウンセリングがしっかりなってないと、どんなに技術があってもお客様を満足させることができません

カウンセリングとは、お客様の頭の中のイメージを自分のイメージと一致させる作業です。
巻きおろし一つをとっても、「緩いカールで大人っぽい」というだけでも万人いれば万人のイメージがあります。

カールの大きさ、形、カールの高さなどがすべてお客様のイメージ通りになるようにしっかりカウンセリングをしなければ、お客様が求める満足するイメージにたどり着きません。

ただ、やみくもに聞いても、イメージのすり合わせは難しいので、今回はこれだけ聞けば確実にイメージのすり合わせができるようになるカウンセリングの質問をご用意したので、丸暗記するだけで、各段とカウンセリング能力がアップします。

目次

巻きおろしのカウンセリングの質問と動作テーブル

photo of woman wearing white shirt

まき下ろし編

まきおろしの場合順番カウンセリングの質問お客様の回答同時進行の動作
質問してから手を動かすのではなく同時進行1本日はどうな感じにしますか?まきおろしでお願いしますタオルをかけて、ブラシで髪全体を溶かす
動作をしながら、次の施術の質問をする。2細い方と太い方どちらでも巻きますか?ゆるく巻いてくださいコテの太さイメージできてないお客様に見せながら聞く
そうする事でまだな時間がなくなるし、手が止まる事がなくなる3巻きの高さはどの辺がいいですか?耳下くらいからでお願いします手を並行にして、髪の横で上下させる。イメージをさせると決めやすい
お客様の脳内のイメージを動作や写真など擦り合わせる4顔周り外まき内巻き、どちらにしますか?外まきでお願いします。耳後ろから巻き始める。基本的ミックスでしばらく巻く
前髪命なので、施術者も命かけるくらいやってください。5前髪はどうしますか?くるんと流す感じでお願いします顔周りを巻いてる時に、聞くようにしましょう
4回以上はオーバードライになるので、アイロンかけないように6前髪はこんな感じで大丈夫ですか?大丈夫です。ありがとうございます。鏡越しに目を合わせて聞く。必ず表情を確認本当に満足してるかを確かめる
さく方法は手ぐし、ブラシ、一本一本丁寧にやるといろいろあるが、リクエストない時は手ぐしでオッケー7巻きはさきますか?(ふんわりさせますか?)カールさいてください。一旦巻いた髪を全て後にし、手ぐしで髪の上から全体的に下に向かってほぐす
スプレーが近すぎると、所々に塊ができてしまうので、ゆるふわな感じにならない8スプレーどのくらいかけますか?普通にかけてください。髪全体を後にしたまま、スプレーを30センチ離し、満遍なく降りかける。
満足できてるか確認は大切9大丈夫そうですか?(どうですか?)はい、いい感じです。巻いた髪を半分に分けて、肩の前に出す。鏡越しに目線を合わせてお客様の表情を確認する(本当に満足してるか)

巻きおろしカウンセリングの解説

(巻きおろしのスタイル前提で解説いたします)
①本日どうしますか?

という質問の際に、一番お客様の脳内のイメージを共有できるのは、写真になります。

写真の見本があれば、お客様のなりたいイメージを共有することができます。
そして、その写真を片手に、お客様の髪質、長さ、色、などの違いを分析し、
写真に限りなく近い状態に仕上げましょう。

例えば、写真では明るめのの髪で、緩めに巻いてるとします。
でもお客様の髪質がかなりの猫っけだとしたら、緩く巻いてるそばから、取れてきてストレートになる可能性があります。

そうならないために、逆算をして、お客様に提案する必要があります。

「お客様の毛質が柔らかいので、カールが取れやすいかと思います。最初にきつめに巻いてから、仕上げの時にほぐすことでカールが多少緩くなります。みてみてもっと緩くしたい場合なら、ブラシでほぐしたり、スプレーを少なくすることで時間が経てばもっと緩くなります。」

「もしゆるい感じでガチガチにキープしたいなら、緩く巻いてる側から、スプレーで固めていきます。そうすれば、カールの大きさ変わらず保てることができます。どちらがいいですか?」

これらの質問をすることで、お客様のこだわりや優先順位がわかるようになります。
お客様からの答えで、スプレーを極力少なくしたいとか、カールにキープが最優先かなどの答えがわかります。

②細い方と太い方どちらでも巻きますか?

緩く巻いてくださいという基準はみんなそれぞれになります。
なので、視覚で同じものをとらえることで、確実に満足度アップさせることができます。

以前お客様に25mmのコテを指しながら、これで緩く巻いてくださいと何度言われたことがありました。
という事は人の感覚はそれぞれです。
視覚でイメージをする合わせることが一番確実ということになります。

③巻きの高さはどの辺がいいですか?

カールの高いさを聞くのは、見た目の感じの好みがわかります。
高めにカールを巻く場合では、ボリュームがアップし、派手な感じになりますし
低めに巻く場合は、ボリュームダウンし、大人なしめにすることができます。

もちろん巻き方や、カールの感じを変化させることでさらにいろいろなイメージ作れたりしますが、高さによっても雰囲気が変わるという事を知っていきましょう。

巻きの高さの好みを聞くことは、後々の満足度のアップと、お直しの回避させることができます。

④顔周り外まき内巻き、どちらにしますか?

女の子は顔回りが命です。
顔回りのイメージを必ず確認して、巻くようにしてください。
外巻きで流す方が好きなのか?内巻きで顔に沿う方が好きなのか?

人によって好みっは分かれますので、必ず確認をしてください。

ちなみに、小顔に見えるのは、意外と外巻きになります。
内巻で顔を隠したいという気持ちはわかりますが、逆に、丸みで顔の輪郭を強調してしまうということです。

⑤前髪はどうしますか?⑥前髪はこんな感じで大丈夫ですか?

さらに前髪が命という女のコは9割だと思ってください。
前髪が決まるかどうかでその日の気分がかなり変わるくらい、女の子は前髪を気にします。

前髪の施術にはテクニックがいるので、長年やってはじめてコツが掴めます。このお客様の好みはこんな感じとかわかるようになります。最初のうちは自信なければ、失敗するくらいなら、お客様自身にやってもらうのもありかも知れません。お客様の好みを理解しつつ、ウィッグで練習するといいでしょう

また、前髪に4回以上アイロンをかけてしまうと、オーバードライになってしまうので、お直し聞かなくなるし、髪が痛みますので、アイロンは2回くらいでお客さまの求める形にしましょう。

⑦巻きはさきますか?(ふんわりさせますか?)

巻を裂くことで、まとまった束がふんわりします。ふんわりと軽く見えたり、女子のふわふわさを演出できたりします。ただ、さくことで、手の湿気や、細い束の髪になるので、カールは取れやすくなります。

個々のデメリットをしっかりお客様に伝えることで、お客様の一番ベストな対策方法を提示してください。

さくがスプレー多めなのか、スプレーはなるべく少なくがいいが取れたくないのかなど

⑧スプレーどのくらいかけますか?

セットしに来てるのに、スプレーかけますかって聞かなくてもいいと思ってるスタリストもいるかもしれませんが、
私が長年施術してきた結論はスプレーいるかどうかは必ず聞いた方が満足度は各段に上がります。

なぜなら、スプレーは固めるには必要な施術工程ではありますが、お客様からするとそうではありません

お客さまのなかでは、スプレー自体がきらいな人、スプレーアレルギー、スプレーが肌につくのがいやなタイプといろいろいます。

もちろんお客様から「かけないでください、最小限にしてください」など言われることもありますが
話の途中だったり、言い忘れることがあるので、終わり際になって、会話が途切れてる時に聞くとこをおすすめします。

⑨大丈夫そうですか?(どうですか?)

出来上がれば、後ろを半分の割って、お客様の左右の肩の前に出してカールに感じを見せましょう。
この時必ず、目線は鏡越しのお客さまの表情を確認してください。

ま、巻きおろしでめちゃくちゃ不満になることは基本的ないんですが、それでも新人でまだ技術に自信がない時は必ずお客様の表情で満足してるかどうかを確認してください。

基本的にお客様は「大丈夫です」という生き物です。でもその大丈夫が本当に大丈夫なのかどうか確認できるのは、表情だけです。ぜひ出来合ったときは、鏡越しにお客様の表情も確認してください。

もし、曇ってる「大丈夫」なら、「どこか気になるところありますか?お直ししますよ」と食いつくことが大事です。
そのまま曇ってる表情で帰らしたら、もうあなたの技術の信用がここでなくなります。ひどい時は嫌われますのでご注意でください。

巻きおろしカウンセリングまとめ

今回は巻きおろしのカウンセリング方法について紹介しました。
髪型のカウンセリングはみんな法則があります。

作っていく順番から聞くだけです。中から外に作るのか、上から下に作るのか、後ろから前に作るのか
大きさ、流れ、顔回り、シルエット、細かく聞いて損はないです。

そんなに多く聞いてしつこいと思われないか

そんなことはないです、一か所で同じような質問されるならしつこいってなりますが、部分部分でちゃんと好みに寄り添ってくれるヘアメイクさんだなと思われます。

ただ尋問みたいな質問じゃなく、お客様のことを知りたい感じで、世間話や愛嬌を出しながら、自然に会話をしながらカウンセリングを盛り込むことをお勧めします。

いきなりはできないかもしれませんが、お客様を満足させたい、お客様の好みを知りたいという真心を持って接することで必ず相手に伝わります。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次